外壁シーリングの寿命は10年?見逃し厳禁の劣化サインとメンテナンス時期BLOG
倉敷市地域密着53年外壁塗装・屋根工事専門店クラコーです。
「うちの家の壁、なんか変な線が入ってる…これって大丈夫?」 「外壁塗装を考えてるけど、シーリングって何?これも一緒に直すものなの?」
外壁の目地や窓の周りにあるゴムのような部分、「シーリング」(またはコーキング)。普段はあまり意識しないかもしれませんが、実は建物を雨水から守る非常に重要な役割を担っています。しかし、このシーリングにも寿命があり、劣化を放置すると、家全体に深刻なダメージを与えてしまう可能性があるのです。
特に「シーリングの寿命は10年」と聞いたことがある方もいるかもしれません。果たしてそれは本当なのでしょうか?
この記事では、外壁シーリングの役割、寿命、見逃し厳禁の劣化サイン、そして適切なメンテナンス時期について、プロの視点から徹底的に解説します。大切な住まいを守るために、ぜひ最後までお読みください。
倉敷市近郊で外壁塗装・屋根工事・防水工事・雨漏り補修・シーリング工事などお住まいに関することならお気軽にご相談ください!!
☎ お電話でのご相談も受け付けておりますのでお気軽にお電話ください
目次
シーリングの役割とは?なぜ重要なのか
シーリングは、主に以下の2つの重要な役割を果たしています。
防水・止水: サイディングボードやALCパネルといった外壁材は、一枚の大きな板ではなく、複数のパネルを組み合わせて作られています。そのパネル同士の「目地」や、窓枠、ドア枠の隙間から雨水が浸入するのを防ぐのがシーリングの最大の役割です。シーリングが劣化すると、ここから雨水が侵入し、雨漏りの原因となります。
衝撃吸収・緩衝材: 建物は、地震や強風、日中の熱による膨張、夜間の収縮などによって常に微細に動いています。シーリングはゴムのような弾力性を持つため、外壁材の動きに合わせて伸縮し、外壁材同士がぶつかったり、ひび割れたりするのを防ぐ緩衝材の役割も果たします。
シーリングの寿命は本当に10年?
「シーリングの寿命は10年」という話は、おおむね正しい目安です。
一般的に、建築時に使用されることの多い変成シリコン系シーリング材の耐久年数は、5年〜10年程度とされています。より耐久性の高い高耐候性シーリング材(オートンイクシードなど)であれば15年以上の寿命を持つものもありますが、コストは高くなります。
つまり、「10年」というのは、一般的なシーリング材が目に見えて劣化サインを示し始める、または機能が低下し始める目安と考えましょう。
見逃し厳禁!シーリングの劣化サイン
シーリングの劣化は、目で見て判断できるサインがいくつかあります。これらのサインを見つけたら、メンテナンスの時期が来ている可能性が高いです。
ひび割れ(クラック): シーリング表面に亀裂が入っている状態です。最も分かりやすい劣化サインの一つで、ひび割れから雨水が浸入するリスクが高まります。
肉やせ(やせ細り): シーリングが痩せて細くなり、外壁材との間に隙間ができている状態です。弾力性が失われた証拠で、水の浸入経路となります。
剥がれ・浮き: シーリングが外壁材から剥がれて浮いている状態です。この状態になると、防水機能はほとんど失われていると言っていいでしょう。
硬化: 指で押しても弾力がなく、硬くなっている状態です。ゴムとしての柔軟性が失われているため、建物の動きに追従できず、ひび割れや剥がれに繋がりやすくなります。
チョーキング現象: シーリング表面を触ると、チョークの粉のような白い粉が付着する現象です。これは、外壁塗装と同様に、紫外線による表面劣化が進んでいるサインです。
これらのサインは、外壁塗装の時期を知らせるサインと重なることも多いです。外壁塗装を検討する際は、必ずシーリングの状態も一緒に確認してもらいましょう。
シーリングメンテナンスの適切な時期と工法
シーリングのメンテナンスは、劣化状況に合わせて以下の2つの工法があります。
打ち替え: 既存のシーリング材を全て撤去し、新しいシーリング材を充填する工法です。最も確実な方法で、耐久性も高まります。基本的に、劣化が進んでいる場合はこの「打ち替え」が推奨されます。
目安: 10年程度、または劣化サインが顕著な場合。
増し打ち: 既存のシーリング材の上に、新しいシーリング材を重ねて充填する工法です。打ち替えに比べて費用は安価ですが、既存シーリング材の劣化が進んでいると、新しいシーリング材も一緒に剥がれてしまうリスクがあります。
目安: 既存シーリングの劣化が軽微で、比較的状態が良い場合。
【メンテナンスの適切な時期】
シーリングのメンテナンスは、外壁塗装と同時に行うのが最も効率的でおすすめです。
足場代の節約: シーリング工事も外壁塗装も、高所作業のため足場が必要です。外壁塗装の際に組んだ足場をそのまま利用できるため、足場費用を二重に支払う必要がありません。
工期の短縮: 別々に工事を行うよりも、全体の工期を短縮できます。
仕上がりの統一感: シーリング材の上から塗装を行うことで、色の統一感も出せます。
ただし、外壁材の種類(タイル、レンガなど)によっては、シーリング材の上に塗装できない場合もありますので、専門業者に確認が必要です。
シーリングメンテナンスを怠るとどうなる?
シーリングの劣化を放置すると、以下のような深刻な事態を招く可能性があります。
雨漏り: 劣化箇所から雨水が侵入し、室内への雨漏りが発生します。
構造材の腐食: 浸入した雨水が壁の内部の木材などを腐食させ、建物の耐久性を著しく低下させます。
シロアリ被害: 湿気を好むシロアリが、腐食した木材に群がり、さらに被害を拡大させます。
外壁材の破損: 緩衝材としての役割が果たせなくなり、外壁材(特にサイディング)にひび割れや反り、浮きが生じやすくなります。
これらの被害は、シーリング工事だけでなく、大掛かりな補修工事が必要となり、結果的に高額な費用がかかってしまいます。
まとめ:シーリングは「縁の下の力持ち」、定期的な点検を!
外壁シーリングは、普段あまり目立たない存在ですが、あなたの家を雨水や劣化から守る「縁の下の力持ち」です。その寿命はおおよそ10年ですが、立地環境や使用されているシーリング材によっても異なります。
「うちのシーリング、大丈夫かな?」と少しでも不安に感じたら、まずは信頼できる専門業者に相談し、無料診断を依頼してみましょう。倉敷市でも多くの外壁塗装業者がシーリングの点検や工事に対応しています。
早期に劣化を発見し、適切なタイミングでメンテナンスを行うことが、大切な住まいを長持ちさせ、結果的に費用を抑える最も賢い方法です。
倉敷市で外壁塗装・屋根塗装、外壁・屋根リフォーム、屋根工事、屋根葺き替え、雨漏り、屋根補修などリフォーム工事をご検討の方、 外壁塗装・屋根工事専門店のクラコーでは,悩んでいるお客様のお力になりたいと考えております。 現場調査やお見積りも無料で行っていますので、ご質問やご相談などございましたらお気軽にお問合せください。
クラコーではドローンを使った屋根&雨漏り診断を倉敷市内の方に限り無料でおこなっております!
倉敷市近郊で外壁塗装・屋根工事・防水工事・雨漏り補修・シーリング工事などお住まいに関することならお気軽にご相談ください!!
☎ お電話でのご相談も受け付けておりますのでお気軽にお電話ください